トップページ > ジムニー 中古車 よくあるトラブルと対処法
ジムニーには他の四輪駆動車や軽自動車にない魅力がある一方、独特な“クセ”があるのも事実。特に中古車の場合、前オーナーの乗り方によってそれぞれ車の状態が異なるため、様々なトラブルが起こり得ます。
そのため、万が一トラブルがあった場合にも落ち着いて対処できるよう、事前に起こり得るトラブルと対処法を知っておくのがベター。福岡の中古車販売店「タートルモータース」が、よくあるトラブルとその対処法をご紹介します。
トラブルが起こった場合は当店までご連絡下さい。
F6Aエンジン搭載のジムニーから聞こえる「カチカチ音」。
これはアイドリングを制御するISCソレノイドバルブの作動音です。カチカチ音はこのISCソレノイドバルブ内のバネが弱くなるに従って大きくなり、とても耳障りですが、そのままでも問題はありません。
この音を解消するには、ISCソレノイドバルブのバネ交換が必要ですが、非分解タイプなので、バネのみの純正部品はありません。そのため基本的にはISCソレノイドバルブの本体を交換します。ただし、かしめを外せば簡単に分解できるため、バネを伸ばすことでカチカチ音を大幅に軽減することも可能です。
ジムニーのクラッチはワイヤー式なので、張りが弱いというケースが考えられます。まずは張りの調整を行う必要があるでしょう。それでも改善されない場合は、クラッチディスクやフライホイール、レリーズベアリング、メインドライブシャフトなどに異常がある可能性があります。
検査を行い修理することで、クラッチの切れの悪さは改善されるはずです。
エンジンに振動がある場合、JA11系ではプラグの不良やプラグコードの内部断線等による失火がよくある原因として考えられます。一方、JB23系では、プラグはイリジウム化、プラグコード等はダイレクトIGコイル化など高性能化しているものの、故障個所としては、JA11系とほぼ同様の頻度であります。
部品の交換が必要になりますが、プラグかコード(IGコイル)のどちらが原因かを見分ける方法として、
接続場所の入れ替えてが手段です。
ジムニーに多いトラブルで、突然セルモーターが回らなくなることがあります。
原因はキーボックスの裏側の接点不良や、バッテリーからセルモーターを繋ぐコードの炭化など。
基本的にはそのふたつをチェックすれば問題が見つかるでしょう。
セルモーターが空回りしているような音がする場合は、すぐに点検するようにしましょう。
そのままにしておくと、セルモーターの回転許容量を超え壊れてしまいます。
ちなみに原因としては、スタータークラッチのグリス切れなどが考えられます。
よくあるケースとして、ブレーキなりがあります。キーキーする音があるほとんどの場合、ブレーキ当たり面による単なるびびり音が多いため、煙が出たり、焦げ臭いにおい等がない限りさほど、気にする必要はありません。どうしても気になる場合は、ブレーキディスクローターの研磨やパッドの面取り、ドラムブレーキの内部清掃等で解消できます。ただし、ゴーゴーする音やチーチーする音(キー音より甲高い音)の場合は、パッドの摩耗が考えられるので要注意です。ライン内にエアを噛んでいる可能性があります。
原因としては、ブレーキ酷使やブレーキオイルの劣化で起こるベーパーロック、又ブレーキオイル漏れによって、オイル量が不足しエアをかむなどがあります。これらはブレーキオイルのメンテナンスや通常点検などで未然に防げることも多いですが、万一の時は、オイル量を点検して、不足しているなら補充し、ペダルを踏んでみましょう
F6A搭載車の場合、パワーステアリングベルト切れやパワーステアリングオイル漏れ・不足等の可能性があります。ベルト切れやオイル漏れの場合は、修理するしかありませんが、単なるオイル量の不足だったら、オイル補充の後、エア抜きを行えば軽くなります。K6A搭載車はF6A車と違い電気モーターでハンドルをアシストしています。そのため、まずはヒューズをチェックしましょう。
切れていないようであれば、モーターまたはパワーステアリング用コンピュータの不良が考えられます。
その場合は基本的に交換が必要です。
エアコンのコンプレッサーの焼き付きが原因です。焼き付いている場合、回転抵抗が大きくなり、エンジンが円滑に回らなくなります。エアコンON時はエンジン回転抵抗となる為、アイドリング回転数を若干上げる必要があります。そのための装置でJA11系はエアコン用のアイドリングアップVSV(バキュームスイッチングバルブ)の不良または調整不良、JB23系はISCV本体の不良もしくは汚れやつまり等でアイドルアップしないことが考えられます。これらの掃除等で改善されることもあります。