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ジムニーのよくあるトラブル

ジムニーには他の四輪駆動車や軽自動車にない魅力がある一方、独特な“クセ”があるのも事実。
特に中古車の場合、前オーナーの乗り方によってそれぞれ車の状態が異なるため、様々なトラブルが起こり得ます。

そのため、万が一トラブルがあった場合にも落ち着いて対処できるよう、事前に起こり得るトラブルと対処法を知っておくのがベター。
福岡の中古車販売店「タートルモータース」が、よくあるトラブルとその対処法をご紹介します。
トラブルが起こった場合は当店までご連絡下さい。

CASE.01エンジンからカチカチ音がする

F6Aエンジン搭載のジムニー(JA11/JA12)から聞こえる「カチカチ音」。
これはアイドリングを制御するISCソレノイドバルブの作動音です。
カチカチ音はこのISCソレノイドバルブ内のバネが弱くなるに従って大きくなり、とても耳障りですが、そのままでも問題はありません。

この音を解消するには、ISCソレノイドバルブのバネ交換が必要ですが、非分解タイプなので、バネのみの純正部品はありません。
そのため基本的にはISCソレノイドバルブの本体を交換します。
ただし、かしめを外せば簡単に分解できるため、バネを伸ばすことでカチカチ音を大幅に軽減することも可能です。

CASE.02クラッチの切れが悪い気がする

ジムニーのクラッチはクラッチワイヤー式なので、張りが弱いというケースが考えられます。
まずは張りの調整を行う必要があるでしょう。
それでも改善されない場合は、クラッチディスクやフライホイール、レリーズベアリング、メインドライブシャフトなどに異常がある可能性があります。

検査を行い修理することで、クラッチの切れの悪さは改善されるはずです。

CASE.03オートマチックの変速に違和感がある

ジムニー(JA11)オートマチックの変速不良はCPUもしくは本体の不良が考えられます。
初期加速が鈍い感じがする・スムーズに加速しない(ギア抜けや2速固定)の症状が多くみられます。
よくある原因
・オートマコンピューターの経年劣化による不良
・本体内部のソレノイドバルブ(変速を制御するバルブ)の不良
・オートマチックオイルの循環不良(ストレーナーの詰まり等)
・診断を行い修理、部品交換することで改善されます。

オートマコンピューターの新品は高額ですのでオーバーホールをお勧めいたします。

CASE.04エンジンが不調でうまく加速しない

JA11系ではプラグの不良やプラグコードの内部断線等による失火がよくある原因として考えられます。
JB23系では、スパークプラグはイリジウム化、プラグコード等はダイレクトIGコイル化など高性能化しているものの、故障個所としては、JA11系とほぼ同様の頻度であります。
部品の交換が必要になりますが、スパークプラグかプラグコード(IGコイル)のどちらが原因かを見分ける方法として、接続場所の入れ替えてが手段です。

CASE.05セルモーターが回らない

ジムニー(JA系)に多いトラブルで、突然セルモーターが回らなくなることがあります。
一般的にセルモーター本体の不良と思われがちで交換されることが多くありますがメインキー裏の接点断線やセルモーターへの供給電圧の低下も考えられます。
ネットショップで安価で販売されている通称「セルー一発リレー」を取り付ける手段もございます。
DIYで取り付けできる程度のものです。

CASE.06セルモーターから異音がする

セルモーターが空回りしているような音がする場合は、すぐに点検するようにしましょう。

そのままにしておくと、セルモーターの回転許容量を超え壊れてしまいます。
ちなみに原因としては、スタータークラッチのグリス切れなどが考えられます。

CASE.07ブレーキの調子がおかしい

よくあるケースとして、ブレーキ鳴りがあります。
どうしても気になる場合は、ブレーキディスクローターの研磨やパッドの面取り、ドラムブレーキの内部清掃等で解消できます。ただし、ゴーゴーする音やチーチーする音(キー音より甲高い音)の場合は、パッドの摩耗が考えられるので要注意です。
ブレーキホースのライン内にエアを噛んでいる可能性があります。
原因としては、ブレーキ駆使やブレーキオイルの劣化で起こるべーパーロック、又ブレーキオイル漏れによって、オイル量が不足しエアを噛むなどがあります。
これらは、ブレーキオイルのメンテナンスや通常点検などで未然に防げることも多いですが、万一の時は、オイル量を点検して、不足しているなら補充し、ペダルを踏んでみましょう。

CASE.08パワーステアリングが重い

F6A搭載車の場合、パワーステアリングベルト切れやパワーステアリングオイル漏れ・不足等の可能性があります。
ベルト切れやオイル漏れの場合は、修理するしかありませんが、単なるオイル量の不足だったら、オイル補充の後、エア抜きを行えば軽くなります。
K6A搭載車はF6A車と違い電気モーターでハンドルをアシストしています。そのため、まずはヒューズをチェックしましょう。

切れていないようであれば、モーターまたはパワーステアリング用コンピュータの不良が考えられます。
その場合は基本的に交換が必要です。

CASE.09エアコンを付けるとエンジンが止まってしまう

エアコンのコンプレッサーの焼き付きが原因です。
エアコンのコンプレッサーが焼き付いている場合、回転抵抗が大きくなり、エンジンが円滑に回らなくなります。
エアコンスイッチをオフにするとエンジンが始動できます。

エアコンON時にエンジン回転数低下、安定しない。
エアコンON時にはエンジン回転抵抗となる為、アイドリング回転数を若干上げる必要があります。
そのための装置でJA11系はエアコン用のアイドリングアップVSV(バキュームスイッチングバルブ)の不良または調整不良、
JB23系はISCV本体の不良もしくは汚れやつまり等でアイドルアップしないことが考えられます。
これらの掃除等で改善されることもあります。

CASE.10ハンドルがぶれる(ジャダー現象・シミ―現象)

走行中にハンドルが震えたり、車体が振動する現象をシミー現象・ジャダー現象と呼び、
この現象は一定の速度で走行中に何の前触れもなく突然発生することがあります。
JB23系でよく発生している傾向があり、原因としては多岐にわたるうえに複合的な要因で発生している場合もあるので
修理を行っても完全に治らない場合もあります。
このような現象にあった場合、まず対処法としては事故を避けるために減速し後続車や周りに注意しながら停車することです。
その後、早急にタイヤ周りのなどを点検を行い、修理が必要であれば行う事をおすすめします。

考えられる現象を誘発させる原因及び対処法

・タイヤの空気圧→規定値以下に落としてみる
・ホイールバランスが取れていない→専門業者でバランス測定・調整
・タイヤ変摩耗、段取り、変形→タイヤ変形
・テルラルロッド両端ゴムの劣化・割れ→テルラルロッドの交換
・フロントハブのガタ→まし絞め・ハブベアリングの交換
・キングピンベアリングおよびキングピンのガタ不良→ナックルオーバーホール

情報はほんの一例です。
このほかにも「ジムニーあるある」はたくさんございます。
ジムニー販売専門店に、お問い合わせいただくのが改善の近道だと思いますので
お困りの際はお気軽にお問い合わせください。

中古車を購入する前に……知っておきたい「基本ポイント

中古車を購入する前に……知っておきたい「基本ポイント」

中古であっても愛されることの多いジムニーは、中古車市場でも評価され高い価値を維持しています。
福岡県那珂川市にあるスズキジムニー買取・販売専門店の「タートルモータース」でも、日々多くの中古車ジムニーを取り扱っています。
ここでは、取引実績の豊富な当店が、中古車購入前に知っておいてほしい基本ポイントをご紹介します。

中古車選びで押さえておきたい基本ポイント

中古車の性能は、車種や年式が同じであっても、前オーナーの乗り方に大きく変わってきます。また、エンジンの回転や不具合の起きやすさなどは、新車と異なり千差万別です。快適なカーライフのためにも、自分が車に求める要素をしっかりと見極め、ポイントを抑えて中古車を購入できるといいですね。

こちらのページでは、福岡の中古車ジムニー専門店「タートルモータース」が、中古車選びに欠かせない「基本情報のチェックの仕方」をご紹介します。初めて購入される方はもちろん、すでに購入経験のある方も、ぜひ改めてご確認ください。

ポイント1 プライスボードの記載事項の確認

どうしても価格や型式、カラー、排気量ばかりに目が行きがちなプライスボードですが、細かなポイントまでしっかりと確認することが重要です。のちのちのトラブルを未然に防ぐためにも、特に気を付けるべきポイントを把握しておきましょう。
車両本体価格
車両本体価格と消費税のみの価格です。消費税以外の各種税金、保険料、整備、登録に伴う費用は含まれません。
初年度登録年月(年式)
その車が日本で最初に登録された年月で、国産車であればそれが年式になります。
※ 当店では、価格記載時に乗り出し価格の表記をしております。
車検証有効期限
車検が長く残っていれば、購入してからすぐに車検費用がかかることがなく、重量税、自賠責保険などの付帯費用の額も少なくなります。
走行距離
メーターの表示に故障などの疑いのある場合は、以下のマークが付けられています。
「*」… メーター改ざん車
「#」… 走行不明車
「$」… メーター交換車
※ 当店は走行不明者、改ざん車、交換車の取り扱いはありません。
修復歴
自動車公正取引協議会では、下記9項目の修復を行った際に、修復歴の表示を義務付けています。
(1)フレーム(サイドメンバー)
(2)クロスメンバー
(3)フロントインサイドパネル
(4)ピラー(フロント、センターおよびリア)
(5)ダッシュパネル
(6)ルーフパネル
(7)フロアパネル
(8)トランクフロアパネル
(9)ラジエータコアサポート(交換)
保証付き販売
定期点検整備、またはこれに準ずる点検整備をしたうえで、保証書を付けて販売することを、「保証付き販売」と言います。

ポイント2 車両状態評価書の確認

現在の中古車規約では、下記の場合に、車両状態を記載した「車両状態評価書」の表示が義務付けられています。
1.「修復歴がある(事故車)」の場合―――――――――→「修復歴(部位)」を記載
2.「メーター交換を行った」場合―――――――――――→「交換前後の走行距離」を記載
3.「定期点検整備なしの販売で要修正箇所がある」場合―→「要修正箇所」を記載

ポイント3 整備手帳の確認

中古車購入時に特に気になるのが、その車の「履歴」です。整備手帳を見れば、車がどんな管理を受けたのか、どんな整備状態なのかということが一目瞭然です。必ず確認してから購入を検討しましょう。

たとえば、「車検はユーザー車検だったのか、整備工場で受けていたのか」「どんな修理を行っているのか」など、さまざまな情報が手に入ります。「修復有り」という車でも、内容次第では安心して購入できるはず。不明点がある場合は、遠慮なく業者に確認しましょう。

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